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 外反母趾かな?と思ったら病院に罹るのが得策です。お近くの整骨院か整形外科を訪ねてみてください。

 親指がどれぐらい小指の方に曲がっているかで、段階が変わります。軽度であれば、正しい歩き方の指導や、靴の扱いなど、日常生活に関わる事柄のアドバイスだけで終わります。守っていれば治りますのでそこまで心配もいりません。症状が進んでいれば、専用の靴や中敷きを勧められるかもしれません。保険が適用されるので、普通に買うよりは安く手に入りますし、何より医者の診断を踏まえているので自分の状態にぴったり合ったものを選べます。

 歩くだけで痛みを生じたり、骨が出っ張っていたりした場合は、手術を勧められることもあります。外反母趾は足指のアーチを作る靭帯が緩んでいることが原因である場合が多く、靭帯を締め直す手術が行われたり、出っ張った部分を削る措置が取られます。ただ、手術は最終段階であり、手術をしたせいで却って身体全体のバランスが崩れるようであれば、別の方法が取られることもあります。

 手術自体は、基本的に入院を前提として考えましょう。症状や処置内容によっては日帰りで出来る場合もありますが、多くは麻酔を利用するほどの規模ですし、手術後1~2日は足を使わないように過ごさねばなりません。

 外反母趾は、始めの頃は特に痛みを生じません。しかし足で上手くバランスを取れなくなるため、その歪みが腰や肩、首筋に負荷を与えることがあります。ひどい腰痛に悩んでいる人が足を調べたら外反母趾だったと言うこともそう珍しいことではありません。また、骨が出っ張るタイプの外反母趾であれば、靴の中で靴ずれを起こすこともあると思います。幸い、専用のテープや絆創膏など、ケア用品は多く市販されていますので、自分で応急処置としてそれらを使うのもよいでしょう。

 ただ、外反母趾は歩き方や体質によって引き起こされている場合、それらを正しく直さないと、自然に治癒されることはありません。病院に罹ることを勧めるのもそのためです。素人の自己判断で誤った処置を施したり、放置して足以外にも異状を来す前に、専門家に相談するのが一番です。

外反母趾の特徴
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